「約束を守ること」が重要
人生を変えるには、「約束を守ること」が重要です。
「約束を守ること」が重要なことは言わなくてもわかっている方が多いと思います。
今日は改めて約束の重要性について書こうと思います。
糸を勺(しゃく)して束ねる
「約束」という字は、糸を勺(しゃく)して束ねると書きます。
語源を調べると
====ここから====
約束の「約」にある「勺」の文字は、液体の一部の汲んださまを表した文字。
その「勺」の糸がついた「約」の文字は、糸を引き締めて目立たせた「目印」を表し、目印をつけて取り決めをする意味となる。
約束の「束」は、木を集めて紐を回して縛ったさまを表したした文字。
つまり、約束は目印をつけて取り決め、身動きが取れないようにすることを意味する。
====ここまで====
とあります。
信用の糸
人と約束をすると約束をした相手に対して糸が投げられます。例えば、「明日の9時にA駅の改札に集合ね」と約束をしたとします。この段階では信用の糸が1本、あなたと相手の間につながっている状態です。
あなたが約束を破って9時に駅に到着しない。つまり、約束を破ってしまうとこの糸が切れてしまいます。
逆に、あなたが約束を守って9時までに駅についている場合は糸があなたと相手の間に固定されます。
この段階ではまだ1本の糸があなたと相手の間にあるだけです。1本の糸は簡単に切れてしまいますよね。
なので次回、もし約束の時間を破ってしまえば糸は簡単に切れてしまいます。
信用の紐と布
では、約束を何回も守っているとどうなるでしょうか。
もうおわかりかと思いますが、信用の糸は束ねれて、信用の紐になります。
そして、相手との「信用の糸」を何度も織り込んでいくと、あなたと相手によって生み出された「信頼の布」ができあがります。
この信頼の布は、ときにはあなたのことを温かくくるんでくれますし、まだ別のときは相手とあなたを温めてくれます。
また、これからの時代は「信用」とか「信頼」を「お金」に変えることもできます。(ここでの説明ははぶきますが・・・)
お金ではなくて信用が大事な時代がやってきている現代では、「約束を守る」ことで作りだす「信頼の布」はあなたを守ってくれることでしょう。
できるだけ多くの人と信頼の布を織りなすことによってあなたの人生はより良いものにできるのではないでしょうか。
約束を守らなければならない相手は、他にもいるのですが、次の記事に続きます。
この記事のポイント
■「約束」は糸を勺(しゃく)して束ねると書く。
■相手との約束を守っていると、約束の紐、そして
信頼の布ができあがる。
■「信用」と「信頼」がお金よりも重大な時代に
なってきている。
■「約束を守って」自分を守りましょう。