複数の質問を組み合わせること
■先々週から
「話し方を変える」の「質問」の
具体的な話をしています。
先日から
3「直接質問」4「間接質問」
についてお伝えしています。
3「直接質問」は、
自分が聞きたいことを単刀直入に
直接聞く質問のこと。
4「間接質問」
自分が聞きたいことを直接聞くのではなく
遠まわしに聞く質問のこと。
「直接質問」は、自分の聞きたいことを
聞ける一方で、聞かれている人が
詰問と受けてしまう可能性もある。
「間接質問」は、相手が答え辛いことも
聞ける一方で、コミュニケーションミスが
発生しやすい。
3「直接質問」と4「間接質問」の
組み合わせて、
さらに、
1「オープン質問(一般質問)」
2「クローズド質問(限定質問)」
を織り交ぜて質問するとよい。
■今日も
3「直接質問」と4「間接質問」
について、例を出して伝えようかと
思います。
例えば、初めてあった相手に対して、
あなたがテニスの話をしたいとして
この2つの質問を考えてみましょう。
■3「直接質問」
●テニスをされますか?
●テニスについて知ってますか?
●テニス好きですか?
●テニスについて話していいですか?
■4「間接質問」
●スポーツ観戦好きですか?
●何かスポーツされますか?
●球技で何が好きすか?
●ウィンブルドンって知ってますか?
●錦織選手知ってますか?
■この例でもわかる通り、
3「直接質問」は、
その人との関係性が浅い関係だと
不自然に感じになることが多く、
4「間接質問」は、
自分の知りたかったことが
答えとして返ってくる可能性が
低くなります。
つまり、
どちらの質問をしても
どちらか1つの種類の質問だけでは
会話が成り立たない可能性が
高いということです。
「直接質問」の例のように
初対面なのにいきなり
テニスの話をされたらびっくりしますし、
間接質問の例では、
テニスの話題に辿りつくまでには
かなりの時間が必要な感じがしますし、
そもそもテニスの話題にならない
かもしれないですよね。
■今日お伝えしたかったのは、
質問というのは、
1つだけで
成り立たせることは難しくて
複数の質問の組み合わせ効果を
発揮するということです。
私が知っている限りですが、
世の中に出されている本などで
私が紹介している10個の質問を
個別に説明している本はかなりあります。
1「オープン質問(一般質問)」
2「クローズド質問(限定質問)」
3「直接質問」4「間接質問」
5「関連質問」6「並列質問」
7「未来質問」8「過去質問」
9「肯定質問」10「否定質問」
しかし、この10個を組み合わせ
ある程度長い会話で説明している
本は、それほど多くありません。
■実のところ
私自身もこの10個の質問を
組み合わせて
ある程度長い会話なども交えて
まとめたことというのが今まで
ありませんでした。
少し正確にいうと
自分の頭の中では考えたことは
あるのですが、
(会話が苦手だったので
考えていた時間は相当に長いです)
誰かにきちんと伝える形に
しているのは今までしてこなかったのです。
この今までしてこなかった
誰かに伝えるという取組みを
まさに今、取り組んでいる最中です。
まだまだ人にわかりやすく伝えるためには
工夫が必要そうなので
引き続きがんばっていきます。
明日以降も質問について続けます。
今日も読んでいただきありがとうございます!
この記事のポイント
■質問というのは、1つだけで
成り立たせることは難しい。
■質問は、複数の質問の組み合わせ効果を
発揮する。
■10個の質問を個別で紹介している
本はそれなりにたくさんある。
■しかし、この10個を組み合わせで
比較的長い会話で説明している
本になると極端に減る。
■挑戦している人が少ないものに
挑戦することに意義がある。