「人生に確かなことなんてない、それだけが確かなことなんだ」“今”を大切にする7つのヒント

1. 「人生に確かなことなんてない、それだけが確かなことなんだ」ってどういう意味?

まず、この言葉にドキッとした人、多いんじゃないでしょうか。

「人生に確かなことなんてない、それだけが確かなことなんだ」――つまり、未来は読めないし、絶対なんて存在しない。それを唯一、確かだと認めようぜって話です。

たとえば、頑張れば必ず報われるとか、結婚したら一生幸せとか、年功序列で昇進できるとか……そういう「こうすれば、こうなる」っていう前提が、今はどんどん崩れてきてますよね。

もちろん、努力はムダじゃないし、誠実に生きることは大事。でも「絶対」っていう幻想にしがみつくと、何かがズレたときに一気に不安になって、動けなくなってしまう。

だったら最初から、「この世に確かなものはない」ってスタンスでいた方が、意外と心が軽くなったりするんですよ。

信じたいものは信じればいい。でも、100%の保証なんて求めない方が、案外強く生きられる。


1-1. 予定は未定。それが日常のリアル

「今日はこのスケジュールで完璧に動こう」って思っても、天気が崩れたり、急な呼び出しが入ったり、誰かがドタキャンしたり……もうほんと、予定通りになんていかないのが日常ですよね。

仕事もそう。「明日は静かに作業に集中できそうだな」と思ってたら、上司から緊急の会議が入る。「週末に一気に片づけよう」と思ってた案件が、取引先の都合で急に前倒しになる。あれ?全然休めないじゃん、みたいな(笑)。

こういうことが続くと、「なんで思い通りにいかないんだ…」とストレスが溜まるけど、そもそも“思い通りにいく”こと自体がレアケースなんですよ。

予定は未定、決定ではない。それが普通。

だからこそ「変わることが前提」というマインドにしておけば、イレギュラーが起きても動揺しにくくなります。臨機応変って最強なんです。

完璧主義より「まあいっか主義」の方が、日常に強いんじゃないかなって思いますね。


2. 成功も失敗も、コントロールできないからこそ面白い

たとえば起業家がビジネスを立ち上げるとき、どれだけ入念にリサーチして、戦略を練っても、「絶対成功する!」なんて保証はありません。どんなに優秀なマーケターでも、100発100中では当たらない。

逆に、まったく期待してなかったサービスやアイデアが、SNSでバズって一気に人気が出るなんてこともザラにある。つまり、「努力したから成功する」「準備したから失敗しない」っていう論理は、必ずしも通用しないんですよ。

でも、だからこそ人生は面白いんです。

全部がコントロールできて、予定通りにしかならない世界って、たぶん退屈ですよね。驚きも、発見も、ドラマもない。

不確かだからこそ、チャレンジする意味がある。不確かだからこそ、失敗してもまたやり直せる。

たとえば宝くじを買う人って、当たる確率が低いことを知っていても、夢を見るじゃないですか。人生にも、そういう「期待と偶然」の要素があるからこそ、日々にワクワクできるんです。

つまり、コントロールできない部分こそが、人生のスパイスであり、クリエイティブな領域なんですよね。


3. 不安は消えない。でも、それでいい

「人生に確かなことなんてない」――この前提を受け入れると、当然ながら不安はついてきます。

「この選択で本当に合ってるのかな?」
「来年も今の仕事を続けられるかな?」
「この人とずっと一緒にいられるだろうか?」

そんな風に、ちょっと先の未来を考えただけで、不安ってすぐ顔を出してくる。でもね、それって“正常”なんですよ。

不安があるってことは、「自分にとって大切なものがある」ってことの裏返しでもあるんです。

たとえば、大事なプレゼンを前にドキドキしてるのは、それだけ成功させたいと思っているから。
誰かとの関係に悩むのは、その人との絆を大切に思っているから。

「不安=悪」って思われがちだけど、実はそれ、自分の“本音”や“願い”に気づくためのサインだったりするんですよね。

それに、不安ってゼロにはならないんです。どれだけ経験を積んでも、どれだけ成功しても、次のステージに進めばまた新たな不安が生まれる。
つまり、生きてる限り“終わりなき旅”なんです。

だったらいっそのこと、不安を「敵」じゃなくて「仲間」にしてしまおう。

不安があるからこそ慎重になれるし、真剣に考えられる。不安があるからこそ、自分を守る行動も取れる。

「不安なのはダメなこと」って思うよりも、「不安があるからこそ、私は進んでいるんだ」と考える方が、ずっと前向きだし、心の持ちようが変わってきます。

不安を完全になくすことを目指すんじゃなくて、「不安を感じながら、それでも一歩を踏み出せる自分」でいられたら、それってすごくカッコいい生き方だと思いませんか?


4. 人間関係だって「変わる」が前提

人との関係って、一度できたらずっと変わらないものだと思いがちなんですが……残念ながら、そううまくはいきません。

学生時代に「一生の親友!」なんて思ってた相手と、今では年賀状すら出してない。
職場で「この人とは息が合うな〜」と思ってたのに、ちょっとした部署移動で疎遠に。
恋愛だって、「この人しかいない!」と思ってたのに、気がついたら気持ちがすれ違って別れてた――なんてこと、よくある話です。

人は変わります。
環境も変わります。
そして、価値観だって変わるんです。

その変化を「裏切り」と感じると、しんどくなるけど、むしろそれが“自然な流れ”だと受け入れた方が、気持ちはラクになります。

「ずっと一緒にいるためには、変わる自分同士でどう向き合い続けられるか」が大事なんです。

変わってしまうことを怖れずに、「今この瞬間の関係をちゃんと大切にする」というスタンスでいた方が、長く良い関係を築けたりします。

それに、関係が変わることを悲しみすぎなくてもいいんですよ。
離れていく人がいれば、出会う人もいる。
失ったつながりがあっても、新しく心を通わせられる誰かが、また必ず現れます。

大切なのは、「今、目の前にいる人とどれだけ向き合えるか」。
未来のことを心配するより、今日のやりとりをていねいに積み重ねていく方が、ずっと確かな絆になります。


5. 安定を求めすぎると逆に危ない?

「やっぱり人生、安定が一番」っていう声、よく聞きますよね。
たしかに、安定って心がホッとしますし、不安定より安心感があります。

でもね、ここに落とし穴があるんです。

安定を“絶対視”しすぎると、それがちょっとでも揺らいだときに、めちゃくちゃ動揺するんですよ。

たとえば、「この会社にいれば安泰だ」って思ってたのに、リストラされたらどうなるか。
「この人と結婚すれば安心だ」って信じてたのに、価値観の違いで離婚になったら?
「貯金が○万円あれば大丈夫」と思ってたのに、急な病気や介護で予想外の出費が発生したら?

“絶対安全”なんて、本当はこの世にないんです。

安定に依存してしまうと、それが崩れたときに立ち直るのが大変になります。
だからこそ、むしろ「不安定を受け入れる力」「変化に対応する柔軟さ」の方が、人生をサバイブするには大事なんです。

さらに言えば、安定って、時として「停滞」と紙一重。

ずっと同じ場所にいて、同じようなことを繰り返してると、成長の機会がなくなるんですよね。
「なんか最近、自分って進歩してないかも…」って感じるのは、“安定しすぎ”てるサインかもしれません。

本当の意味での「安心感」って、実は「いつどうなっても、なんとかなる自分でいられる」という自信からくるもの。

だから、「安定を求める」より、「変化を受け入れられる自分であること」にフォーカスした方が、長い目で見て安定してるっていう、ちょっと逆説的なお話なんです。


6. 「不確か」を味方につける生き方

ここまで読んで、「人生に確かなことなんてない」って話を重ねてきましたが、
じゃあその“不確かさ”と、どう付き合えばいいの?って疑問、出てきますよね。

答えは、めちゃシンプル。
**「不確かを怖がるんじゃなくて、活かしちゃおう」**ってことです。

たとえば、将来がどうなるかわからない――という事実は、確かに怖い部分もあるけど、逆に言えば、**“なんにでもなれる可能性がある”**ってことでもあります。

今うまくいってなくても、明日ちょっとした出会いや行動で、何かがガラッと変わるかもしれない。
今いる場所がしんどくても、転職や引っ越し、環境を変えることで、まったく新しい人生がスタートするかもしれない。

不確か=変化できる余白がある、ってことなんですよ。

そして、「変化を楽しめる人」って、やっぱり強いんです。

環境が変わってもすぐ順応できる。新しい価値観もスッと受け入れられる。予想外の出来事があっても、「これをどう活かせるか?」って考えられる。

つまり、不確かな世界を「冒険の舞台」に変えられる人。

RPGゲームで言えば、“マップが見えてないからこそワクワクする”っていうアレ。
先が見えないからこそ、好奇心が働いて、成長できるチャンスが生まれるんです。

だから、不確かさを怖れずに、「これから何が起こるか、ちょっと楽しみだな」くらいの気持ちで、構えてみるのもアリなんじゃないでしょうか。


7. 今日という日を全力で生きる意味

さて、ここがこの話の締めくくり。

「人生に確かなことなんてない、それだけが確かなことなんだ」って言葉を深く受け止めると、最終的にたどり着くのは――
**“今、この瞬間を大事にしよう”**っていう、超シンプルな結論なんです。

未来は誰にも読めない。
昨日にはもう戻れない。
じゃあ、確かなのは?――そう、「今日」「今」だけ。

私たちが確実に持ってるのは、今この瞬間だけなんですよね。

・「あとで連絡しよう」と思ってたら、もう会えなくなってた
・「いつかやろう」と先延ばしにしてたら、タイミングを逃してしまった
・「今じゃなくていいや」と思っていた夢が、気づいたら心の奥で冷めていた

そんな経験、きっと誰にでもあるはず。

だからこそ、「いつか」じゃなくて「今日」。
「今はまだ早い」じゃなくて「今からできることをやる」。
この意識があるだけで、人生の密度ってガラッと変わります。

そして、1日1日を大切に生きることで、「不確かな未来」さえも少しずつ味方になっていくんですよ。

たとえゴールが見えてなくても、今日を丁寧に重ねていけば、気がついたらちゃんと道になっている。
だから焦らず、諦めず、でも“今”だけはちゃんと味わって生きていきたい。

その積み重ねが、結局「自分らしい人生」をつくっていくんじゃないでしょうか。

話す書く考える工房

コーチングとNLPを中心に少しでも皆さまに役立つ情報をお伝えしていこうと思います。がんばって更新していきいますのでよろしくお願いいたします!

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