■4月26日と27日の記事で
「基本的な考え方」と「具体的にやること」
がわかれば、
「人は変われることができる」
ということをお伝えしました。
■また前の記事で
「具体的にやること」の1つ
「書く習慣を身に着ける」の
1つとして「メモ書き」
を紹介しました。
今度は、「具体的にやること」
のもう1つである。
「話し方を変える」について紹介します。
■私が、
そもそも「人生を変たい」と
思った理由の一つは、
誰かと雑談するのが極端に
苦手だったからです。
苦手なのを意識しだしたのは、
高校生ぐらいから。
「何か目的を持って話をする」
ということ
つまり、
「決まった用事があって話しかける」
「聞きたいことが明確にあって話しかける」
は、問題なくできましたが、
目的がなく話をする雑談は、
「そもそも何を話せばいいんだろう?」
と考えてしまい話が続かない。
特に、
「異性や同年代の人と何を話したら
いいかわからない。」
という状態でした。
■この状況を本気で打開しようと
思ったのが、
社会人2年目のときです。
最初の仕事では営業職だったのですが、
雑談が苦手なせいで、
お客様との会話が盛り上げることが
できず、
営業成績はひどいものでした。
また、雑談が苦手なため
異性とも付き合いも上手くできずに
今思うとかなり寂しい毎日を
すごしていました。
■この状況を打開するために
話し方や会話や雑談について
日々、研究するようになりました。
そうやって生み出してきたものが、
話す書く考える工房で伝える
「話し方を変える」です。
15年間かけて研究してきた
テーマなので、
会話に関してはかなり
詳しい自身があります。
私が人生を変えられたのは、
「話し方を変えた」ことで
コミュニケーション能力が
高められてことだと思っています。
■「話し方を変える」について、
たくさん伝えるポイントがあるのですが、
今回は、3原則の
1.「傾聴」
2.「質問」
3.「相手の言ったことを否定しない」
をお伝えします。
2.の「質問」については
説明が長くなってしまうのと、
身に着けるのに少し時間がかかるので
どんなことなのかのさわりだけにします。
■まず「傾聴」についてですが、
「傾聴」とは、
「目線を合わせて、相手の話すことに
心を傾けて聴くこと」です。
傾聴のポイントとして、
●相手に意識を向け、
相手の真意を理解する。
●すべての言葉に注意を払う。
●評価、判断、誘導しないで聴く。
●自分が何を話そうか考えるのではなく、
相手の気持ちを汲み取る。
●流れを変える質問は控え、最後まで聴く。
●随時、相手の話したことを確認する。
●メモをする。
●沈黙も共有する。
などがありますが、
■1番重要なことは、
「相手が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと、
相手が話したことを突っ込み続ける」
ということです。
細かい説明は、また機会を設けてする
予定ですが、例えば、
「昨日、家族とスキーに言ったんだ」
と、相手が言ったときに、
「あ、私もこないだ行ってきたよー
新潟のスキー場に行ってきたんだ。
そこで○○があって・・・」
と、自分の話に引き込まないで、
「家族と行ったんだ、全員でいったの?」
「スキーに行ったんだ、スキーは得意なの?」
とか、相手の話にきちんと突っ込みを
入れることです。
(とにかく「自分の話に絶対持ってかないこと」
がポイントです。)
そして、最後まで相手の話を
突っ込み続けることです。
なぜなら、
人は「自分が話をすること
で癒されるからです」。
■2目の「質問」は、
以下の5つ組み合わせ(計10個)
を使いこなすことです。
1「オープン質問(一般質問)」
2「クローズド質問(限定質問)」
3「直接質問」4「間接質問」
5「関連質問」6「並列質問」
7「未来質問」8「過去質問」
9「肯定質問」10「否定質問」
※一つ一つの説明は、今回は省きますが、
これだけの質問の種類があるとだけ伝えておきます。
■3つ目の「相手の言ったことを否定しない」は、
とても重要なポイントなんですが、
「人は、言葉を否定されると、
自分自身が否定されるというように思う」
という特性があります。
相手の言ったことを明らかに
否定するような、
「今度の発表自信がないんだ」
「そんな考えじゃ駄目だよ!」
という感じのものはもちろんですが、
むしろ、
「昨日のサッカーの試合、
3対0で圧勝だったよなー!!」
「えっ、4対0じゃなかったっけ!?」
のような小さな否定に注意をする
必要があります。
大きな否定は、誰でも注意すると
思いますが、
小さな否定は、気を付けていないと
ついやってしまいがちです。
(私も知っていても、ついやってしまいます。)
細かい否定に注意できるようになると
劇的に人間関係が良くなって、
人生を変えることができます。
■以上、
3つの原則を伝えましたが、
はじめにお伝えした通り、
2番目の「質問」を使いこなす
ようになるのは、
時間が掛かるのと、
長い説明が必要になります。
人生を変えるために
はじめに取り組むのは、
比較的簡単にできるもののほうが
よいと思うので、
まずは、
傾聴の
「相手が話したことを突っ込み続ける」と
「相手の言ったことを否定しない」
から取り組むことをお勧めします。
この2つは、意識していれば
最初から完璧とはいわないまでも、
すぐにできることだと思います。
この2つを意識して変えることで、
コミュニケーション能力をアップして、
人生を変えましょう!!
■最後に
前回説明した
「自分がやりたいと思っていることは何か?」
について書くことも続けてくださいね。
この記事のポイント
■人生を変えるために、
「基本的な考え方を身に着けること」と、
「具体的にやること」が必要。
■「具体的にやること」の1つとして、
「話し方を変える」ということがある。
■「話し方を変える」の3原則として
●「傾聴」
●「質問」
●「相手の言ったことを否定しない」
がある。
■まずは、
「相手が話したことを突っ込み続ける」
と
「相手の言ったことを否定しない」
から始めると取り組みやすい。
■「書く習慣を身に着ける」ために、
赤羽雄二さんの「メモ書き」フォーマットで、
「自分がやりたいと思っていることは何か?」
について書くことは続ける。