人生を変える

A27_思考力の前に「事実」を捉える力を鍛える

【本編】「事実」を捉える力を磨く

■今時代は

VUCA時代と言われていますよね。

Volatiliy(変動制)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)

の頭文字をとっているそうです。

私自身はこのVUCAの時代を
あまり認めたくないのですが、

たしかに変化が大きく先の予測が
難しい時代
になっているのかもしれません。

■こうした中で

「発想力」や「自分で考える力」
「問題発見する力」
などが

求められるようになっている
わけですが、

この能力をつけなければいけない
という主張はよく見かけますが

これらの力を身に着ける前に
身につけなければいけない能力を

併せて説明できている人や本が
少ないように感じています。

■ここ数日間、

紙に「事実」を書くということを
繰り返して伝えていますが、

「発想力」や「自分で考える力」
「問題発見する力」を高めるためには

紙に「事実」を書くということ
何度も繰り返していくことで、

「事実を捉える力」を鍛えて
いく必要があります。

私は人生を変えるためには

最終的にはアクション(行動)
を変えていく必要がある

思っていますが

アクションする前には
「思う」ということが必要であり、

「思う」ためには、その「思い」を
生み出す「事実」が必ず存在する
のです。

■このように

「事実」を抜きにして「思い」が
生まれることはなく、

「思い」がなければ「行動」が
生まれることがない
のですから、

「事実」を捉える力を高めていく
ことが、

人生をより良くしていくことに
つながると私は考えているのです。

なぜなら、

きちんと捉えられていない
「事実」から生まれる「思い」

はあいまいなもの
なってしまう可能性が高いですし、

あいまいな「思い」から
生まれる「行動」は

あいまいなもの
なってしまう可能性が高いからです。

■これを防ぐために

まずは「事実」をきちんと捉えて
集めていきましょう!!

ということを主張しているわけですが、

こうして集めた「事実」を
並べたり、整理したり、分解したり、
比較していくことで、

「行動」のもとになる「主観(思い)」
を生み出すために

私は以下のことを
毎日書くようにしているのです。

①「やること」と「やりたいこと」を書く
②「事実」と「主観」を書く
③「具体」と「抽象」を書く

(と、その前の前提としての
「問い」と「答え」を書く。)

■上記のことを書くときに

すでに紹介している赤羽雄二さんの
「メモ書き」を使ったり

箇条書きを使ったり
表を使ったり
図を使ったり、
グラフを使ったり、

しているわけですが、

その方法も紹介していくために
私は「話す書く考える工房」を
運営しています。

■ただし、

箇条書きで書くにしても
表を書くにしても、
図を書くにしても
グラフを書くにしても

基本となる能力は「事実」や「情報」や
「主観」や「行動」を

テキストベースの言語化する能力
であって、

このトレーニングをするために
最もお勧めなのは紙に「事実」を
書くということ
なのです。

そして、「事実」を捉える力を
伸ばすのを助けてくれるのが、

「質問(問い)」であり
「質問」は話し方を変えるときにも

重要なスキルとなるのです。

今日も読んでいただきありがとうございます。

この記事のまとめ

■「変化が大きく先の予測が
難しい時代になっている。

■このような時代では、
「発想力」や「自分で考える力」
「問題発見する力」
が求められる。

■これらの力を高めるためには、
「事実を捉える力」を鍛えて
いく必要があります。

■きちんと捉えられていない
「事実」から生まれる「思い」や
「行動」はあいまいなものに
なるからである。

■あいまいな「思い」や「行動」
では自分も人も動かせない。

■「事実」を捉える力を鍛えるために
「紙に書く」と「質問」を使う。