【本編】「事実」を捉える力を磨く
■今時代は
VUCA時代と言われていますよね。
Volatiliy(変動制)
Uncertainty(不確実性)
Complexity(複雑性)
Ambiguity(曖昧性)
の頭文字をとっているそうです。
私自身はこのVUCAの時代を
あまり認めたくないのですが、
たしかに変化が大きく先の予測が
難しい時代になっているのかもしれません。
■こうした中で
「発想力」や「自分で考える力」
「問題発見する力」などが
求められるようになっている
わけですが、
この能力をつけなければいけない
という主張はよく見かけますが
これらの力を身に着ける前に
身につけなければいけない能力を
併せて説明できている人や本が
少ないように感じています。
■ここ数日間、
紙に「事実」を書くということを
繰り返して伝えていますが、
「発想力」や「自分で考える力」
「問題発見する力」を高めるためには
紙に「事実」を書くということ
何度も繰り返していくことで、
「事実を捉える力」を鍛えて
いく必要があります。
私は人生を変えるためには
最終的にはアクション(行動)
を変えていく必要があると
思っていますが
アクションする前には
「思う」ということが必要であり、
「思う」ためには、その「思い」を
生み出す「事実」が必ず存在するのです。
■このように
「事実」を抜きにして「思い」が
生まれることはなく、
「思い」がなければ「行動」が
生まれることがないのですから、
「事実」を捉える力を高めていく
ことが、
人生をより良くしていくことに
つながると私は考えているのです。
なぜなら、
きちんと捉えられていない
「事実」から生まれる「思い」
はあいまいなものに
なってしまう可能性が高いですし、
あいまいな「思い」から
生まれる「行動」は
あいまいなものに
なってしまう可能性が高いからです。
■これを防ぐために
まずは「事実」をきちんと捉えて
集めていきましょう!!
ということを主張しているわけですが、
こうして集めた「事実」を
並べたり、整理したり、分解したり、
比較していくことで、
「行動」のもとになる「主観(思い)」
を生み出すために
私は以下のことを
毎日書くようにしているのです。
①「やること」と「やりたいこと」を書く
②「事実」と「主観」を書く
③「具体」と「抽象」を書く
(と、その前の前提としての
「問い」と「答え」を書く。)
■上記のことを書くときに
すでに紹介している赤羽雄二さんの
「メモ書き」を使ったり
箇条書きを使ったり
表を使ったり
図を使ったり、
グラフを使ったり、
しているわけですが、
その方法も紹介していくために
私は「話す書く考える工房」を
運営しています。
■ただし、
箇条書きで書くにしても
表を書くにしても、
図を書くにしても
グラフを書くにしても
基本となる能力は「事実」や「情報」や
「主観」や「行動」を
テキストベースの言語化する能力
であって、
このトレーニングをするために
最もお勧めなのは紙に「事実」を
書くということなのです。
そして、「事実」を捉える力を
伸ばすのを助けてくれるのが、
「質問(問い)」であり
「質問」は話し方を変えるときにも
重要なスキルとなるのです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
この記事のまとめ
■「変化が大きく先の予測が
難しい時代になっている。
■このような時代では、
「発想力」や「自分で考える力」
「問題発見する力」
が求められる。
■これらの力を高めるためには、
「事実を捉える力」を鍛えて
いく必要があります。
■きちんと捉えられていない
「事実」から生まれる「思い」や
「行動」はあいまいなものに
なるからである。
■あいまいな「思い」や「行動」
では自分も人も動かせない。
■「事実」を捉える力を鍛えるために
「紙に書く」と「質問」を使う。