人生を変える

A35_「自分の聞きたいように聞いてしまう」癖を直す

■今月に入ってから

少しずつ「話し方を変える」
について伝えることをしています。

今月の途中から「傾聴」について
お伝えしています。

前々号では、

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」

「ボケ担当ではなくて、
ツッコミ担当になる」

を強く意識することによって、

雑談(会話)するときの悪い癖は
直せる。

そして、

その癖の一つとして

「相手が何を話しても、
自分の話をしてしまう」

というものがある。

ということを伝えました。

■ちなみに

「相手が何を話しても、
自分の話をしてしまう」

改善前と改善後はこんな感じでした。

[改善前]

Aさん:
「こないだ健康診断でメタボって
診断されてしまってね~」

Bさん:
「あっ俺もメタボって言われたよ。
いつかは言われると思っていたけど、
診断書みて目を疑ったね~」

Aさん:
「それで俺は、ビール控えているんだ」

Bさん:
「そうなんだ。俺はメタボぐらい
気にしないでどんどん飲んじゃうな~。
○○ってビールならそんなにカロリー
高くないらしいぜ~」

[改善後]

Aさん:
「こないだ健康診断でメタボって
診断されてしまってね~」

Bさん:
「あっ、そうなんだ。それはショック
だね。そう診断されてのは今回が
初めてなの?」

Aさん:
「そうなんだよ~。正直ショックでさー。
それで、今日はビール控えているんだ」

Bさん:
「その気持ちはわかるな~。
いつからビール控えているだ?
オールフリーとかならOKなん
じゃないか。」

■今回は、

2つ目の癖です。

1つ目と少し似たような感じになりますが、

「自分の聞きたいように聞いてしまう」

というものです。

例えば、

Aさん:
「こないだハワイに行って、
ホノルルマラソンに出たんだ~。」

Bさん:
「ホノルルマラソン??
そんな厚いところでマラソンなんて
俺には絶対無理。」

Aさん:
「そんなことないよ。
景色もいいし、すごく気持ち
 良かったよー。」

Bさん:
「えー俺にはマラソンって時点で
景色を見ている余裕なんて
ないなー。」

少しひどくしてみましたが、
ニュアンスは伝わりますよね。

このパターンも

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」

を強く意識できていれば
こうなります。

Aさん:
「こないだハワイに行って、
ホノルルマラソンに出たんだ~。」

Bさん:
「あっ、ハワイに行ってきたんだ?
毎年言っているの?」

Aさん:
「うん、3年に1度くらいかなー。
ホノルルマラソンに参加するのは
初めてだったたんだ。」

Bさん:
「マラソンって、日本でも走ってたり
するんだっけ?」

■今回の例は、

少し悪いパターンを強調し
すぎた感がありますが、

実は、

この癖も小さなレベルでは
誰しもが持ってしまっている癖だと
思います。
(もちろん私もです)

悪気はなくても、

相手が言ったことに対して、
否定的
に捉えてしまったり、

自分の都合の良い方向に
相手の話を解釈
してしまうことは

誰にでもあると思います。

■だからこそ、

相当注意して

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」を

意識しないと
この悪癖は直らないのです。

今回の例のように

相手が

「ハワイに行った」
「ホノルルマラソンに出た」

と言っているのだから、

シンプルにそこに突っ込みを入れる

そうすることで悪い癖が出る間も
なくなるのです。

このすごくシンプルな

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」

ということを強く意識することで、

誰でも持っている会話の悪癖を
一緒になくしていきましょう!!

記事を読んでいただきありがとうございます。

この記事のポイント

■話し方を変えれば人生を変える
ことができる。

■「傾聴」ができると人生を変える
ことができる。

■「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」
ということを強く意識することで、
雑談(会話)するときの悪い癖が
直せる。

■悪い癖の一つとして、
「自分の聞きたいように
聞いてしまう」
ということがある。

■人は誰でも
「相手が言ったことに対して、
否定的に捉えてしまったり」

「自分の都合の良い方向に
相手の話を解釈してしまうこと」

があるものである。

■例は、強調しすぎましたが、
もっと小さなレベルでは誰もが
この悪癖を持っていると思っていい。

■だけど、この悪癖は直すことができる。