■今月に入ってから
少しずつ「話し方を変える」
について伝えることをしています。
今月の途中から「傾聴」について
お伝えしています。
前々号では、
「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」
「ボケ担当ではなくて、
ツッコミ担当になる」
を強く意識することによって、
雑談(会話)するときの悪い癖は
直せる。
そして、
その癖の一つとして
「相手が何を話しても、
自分の話をしてしまう」
というものがある。
ということを伝えました。
■ちなみに
「相手が何を話しても、
自分の話をしてしまう」の
改善前と改善後はこんな感じでした。
[改善前]
Aさん:
「こないだ健康診断でメタボって
診断されてしまってね~」
Bさん:
「あっ俺もメタボって言われたよ。
いつかは言われると思っていたけど、
診断書みて目を疑ったね~」
Aさん:
「それで俺は、ビール控えているんだ」
Bさん:
「そうなんだ。俺はメタボぐらい
気にしないでどんどん飲んじゃうな~。
○○ってビールならそんなにカロリー
高くないらしいぜ~」
[改善後]
Aさん:
「こないだ健康診断でメタボって
診断されてしまってね~」
Bさん:
「あっ、そうなんだ。それはショック
だね。そう診断されてのは今回が
初めてなの?」
Aさん:
「そうなんだよ~。正直ショックでさー。
それで、今日はビール控えているんだ」
Bさん:
「その気持ちはわかるな~。
いつからビール控えているだ?
オールフリーとかならOKなん
じゃないか。」
■今回は、
2つ目の癖です。
1つ目と少し似たような感じになりますが、
「自分の聞きたいように聞いてしまう」
というものです。
例えば、
Aさん:
「こないだハワイに行って、
ホノルルマラソンに出たんだ~。」
Bさん:
「ホノルルマラソン??
そんな厚いところでマラソンなんて
俺には絶対無理。」
Aさん:
「そんなことないよ。
景色もいいし、すごく気持ち
良かったよー。」
Bさん:
「えー俺にはマラソンって時点で
景色を見ている余裕なんて
ないなー。」
少しひどくしてみましたが、
ニュアンスは伝わりますよね。
このパターンも
「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」
を強く意識できていれば
こうなります。
Aさん:
「こないだハワイに行って、
ホノルルマラソンに出たんだ~。」
Bさん:
「あっ、ハワイに行ってきたんだ?
毎年言っているの?」
Aさん:
「うん、3年に1度くらいかなー。
ホノルルマラソンに参加するのは
初めてだったたんだ。」
Bさん:
「マラソンって、日本でも走ってたり
するんだっけ?」
■今回の例は、
少し悪いパターンを強調し
すぎた感がありますが、
実は、
この癖も小さなレベルでは
誰しもが持ってしまっている癖だと
思います。
(もちろん私もです)
悪気はなくても、
相手が言ったことに対して、
否定的に捉えてしまったり、
自分の都合の良い方向に
相手の話を解釈してしまうことは
誰にでもあると思います。
■だからこそ、
相当注意して
「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」を
意識しないと
この悪癖は直らないのです。
今回の例のように
相手が
「ハワイに行った」
「ホノルルマラソンに出た」
と言っているのだから、
シンプルにそこに突っ込みを入れる
そうすることで悪い癖が出る間も
なくなるのです。
このすごくシンプルな
「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」
ということを強く意識することで、
誰でも持っている会話の悪癖を
一緒になくしていきましょう!!
記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事のポイント
■話し方を変えれば人生を変える
ことができる。
■「傾聴」ができると人生を変える
ことができる。
■「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」
ということを強く意識することで、
雑談(会話)するときの悪い癖が
直せる。
■悪い癖の一つとして、
「自分の聞きたいように
聞いてしまう」
ということがある。
■人は誰でも
「相手が言ったことに対して、
否定的に捉えてしまったり」
「自分の都合の良い方向に
相手の話を解釈してしまうこと」
があるものである。
■例は、強調しすぎましたが、
もっと小さなレベルでは誰もが
この悪癖を持っていると思っていい。
■だけど、この悪癖は直すことができる。