人生を変える

A34_「相手が何を話しても、自分の話をしてしまう」癖を直す

■今月に入ってから

少しずつ「話し方を変える」
について伝えることをしています。

前号から「傾聴」について
お伝えしています。

全前号から3度目の繰り返しになりますが、

傾聴とは、

●「深いレベルで、相手をよく理解し、
気持ちを汲み取り、共感する聴き方」

●「話し手の方のお話を、
そのまま受け止めながら聴くこと」

●「積極的に関心を持って注意深く話を聞く力」

●「英語でいうとアクティブ・リスニング」

●「五分五分ではなく、
話し手が中心となるコミュニケーション方法」

●「話をじっくりと聞くこと」

など言われ、

その効果は、

●相手の成果を止めていた思考や感情を
整理することができる

●相手の自己重要感や心理状態が高まる

●深いレベルで、相手をよく理解し、
気持ちを汲み取り、共感できる

●コミュニケーション能力と自信が高まる

●相手自身が、悩みや問題の解決のため、
必要な行動や変化を得ることができる

などと言われてます。

■そして、

前回は

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」

言い換えて

「ボケ担当ではなくて、
ツッコミ担当になる」

ということが重要です。
と伝えました。

なぜこのことが重要かというと、

雑談(会話)が上手でない人には、
いくつかの癖があり、

その癖のほとんどがこの

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」

「ボケ担当ではなくて、
ツッコミ担当になる」

ということを強く意識することで
直すことができるからです。

■癖の1つとして、

「相手が何を話しても、
自分の話をしてしまう」

というものがあります。

例えば、

飲み屋さんでの会話で

Aさん:
「こないだ健康診断でメタボって
診断されてしまってね~」

Bさん:
「あっ俺もメタボって言われたよ。
いつかは言われると思っていたけど、
診断書みて目を疑ったね~」

Aさん:
「それで俺は、ビール控えているんだ」

Bさん:
「そうなんだ。俺はメタボぐらい気にしないで
どんどん飲んじゃうな~。
○○ってビールならそんなにカロリー
高くないらしいぜ~」

のような感じです。

一見、そこまで悪い会話に感じませんが、

Bさんは、

「相手が何を話しても、自分の話をしてしまう」

という会話をしてしまっていますよね。

■実は、

この癖は、

話している本人も気付いていない
可能性が高い
からやっかいです。

なぜなら、

さきほどもチラッと触れましたが、
このパターンは、

一見、そこまで悪い会話に感じが
しないことが多い
からです。

今回の例も、

Bさんは、Aさんの話に合わせていますし、

「○○ってビールならそんなにカロリー
高くないらしいぜ~」

と、Aさんに対してのアドバイス
しています。

今回の例のBさんは、そこまで悪くないですが、

Bさんは、他の会話でも

「相手が何を話しても、自分の話をしてしまう」
という悪い癖がついている可能性があります。

■もし、

今回の例を

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」

「ボケ担当ではなくて、ツッコミ担当になる」

と強く意識て会話するとどうなるかというと

Aさん:
「こないだ健康診断でメタボって
診断されてしまってね~」

Bさん:
「あっ、そうなんだ。それはショックだね。
そう診断されてのは今回が初めてなの?」

Aさん:
「そうなんだよ~。正直ショックでさー。
それで、今日はビール控えているんだ」

Bさん:
「その気持ちはわかるな~。
いつからビール控えているだ?
オールフリーとかならOKなんじゃないか。」

のような感じになります。

Bさんは、きちんと相手が話したことに
ツッコミを入れていますよね。

Aさんが話した
「メタボって診断されてしまって」
に対して、

「そう診断されてのは今回が初めてなの?」

と。

そして、その後のBさんの発言でも
自分のことを話さず

Aさんの言ったことに突っ込みを入れ
続けています。

■このように、

「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」

「ボケ担当ではなくて、
ツッコミ担当になる」

を強く意識することによって、

雑談(会話)するときの悪い癖は
直せるのです。

もちろん、

癖なので、すぐには治らないことも
ありますが、

意識をしているだけで、
必ず悪い癖は治ってきますよ!

引き続きよろしくお願いします。

記事を読んでいただきありがとうございます。

この記事のポイント

■話し方を変えれば人生を変える
ことができる。

■「傾聴」ができると人生を変える
ことができる。

■「人が話したことは突っ込みを
入れて欲しいこと」
ということを強く意識することで、
雑談(会話)するときの
悪い癖が直せる。

■悪い癖の一つとして、
「相手が何を話しても、
自分の話をしてしまう」
ということがある。

■この癖は、一見悪い癖に思え
ないことが多いので
本人も気付いていないことが
多いためやっかいな癖である。