質問の選択は無意識でやっている
■先週から
「話し方を変える」の「質問」の
具体的な話をしています。
前号で、
質問の内容に影響を与える
2つの前提があって
1つは、
質問する相手とあなたの
関係性(役職・親密度など)
もう1つは、
相手のことについて
あなたが知っている情報
であるとお伝えさせていただきました。
そして、
この2つの前提があるために
使える質問の数が無意識で絞られる。
さらに、
普段は無意識でやっていて
意識していないというのが、
質問を上手く使おうと思ったときに
壁になってくる。
ということもお伝えしました。
■今日は、
前号の最後のところから
続けます。
無意識でやっていることが
どうして上手く使おうとする
ときの壁になってくるかというと
無意識でやっているために
会話が上手くいったとしても
上手くいかなかったとしても
覚えていないからです。
■前号でお伝えした通り、
ある質問をしようとするときに
「相手のことについて
あなたが知っている情報」によって
使える質問が限られてきます。
つまり、
相手の情報をより多く知っていれば
ある会話で使える質問は自然と絞られる
ことになります。
このところ、例で使用している
サッカーのことでいえば
「質問する相手のサッカーについての情報」を
あなたがどれくらい知っているかによって、
使える質問の数は減ることになります。
(つまり、コントロールしやすくなる)
■このように考えると
あなたが質問をするまでに
「質問する相手が持つサッカー
についての情報」を
多く得ることができていれば、
上手くいっている。
多く得ることができていなければ、
上手くいっていない
と考えることができます。
(少し強引になりますが・・・)
■ここで問題になるのは
上手くいっているパターンでも
上手くいっていないパターンでも
なんでサッカーの情報を多く得られて
いるのか
またはサッカーの情報を多く得られて
いないのかを
無意識でやっているために
説明できないことが多いということです。
■つまり、
上手くいっている人も
上手くいってない人も
無意識でやっているため、
上手くいっている人から
上手くいってない人に教えたりするのが
とても難しいのです。
恐らく、
会話(質問)が上手な人は
無意識でも、相手の情報を多く集めることが
上手くできている人です。
そして、
会話(質問)が苦手な人は
何かしらの理由で、相手の情報を多く
集めることが上手くできていない人なのです。
■なので、
この普段は、無意識で行われているが
ために人から人に教えづらいものを
なるべく意識してわかる状態にして、
質問(会話)を上手くなりたい人に
お伝えしようと
話す書く考え考える工房では
試みているのです。
私自身は、苦手だった会話も質問も
だいぶ上手くなってきましたが
人に伝えるのはまだまだですね。
明日以降も質問について続けます。
今日も読んでいただきありがとうございます!
この記事のポイント
■ある状況で質問をするときに
使う質問を絞ることは無意識でやっている。
■無意識でやっていることが、
質問(会話)を上達させようとするときの
壁になる。
■質問(会話)は、上手い人も苦手な人も
無意識でやっていることが多いため、
人に説明するのが難しいからである。
■無意識でやっていることを
意識してできるようになれば、
人に教えることもできるようになる。