人生を変える

A41_人は「質問」の選択を普段は無意識でやっている

質問の選択は無意識でやっている

■先週から

「話し方を変える」の「質問」の
具体的な話をしています。

前号で、

質問の内容に影響を与える
2つの前提があって

1つは、

質問する相手とあなたの
関係性(役職・親密度など)

もう1つは、

相手のことについて
あなたが知っている情報

であるとお伝えさせていただきました。

そして、

この2つの前提があるために
使える質問の数が無意識で絞られる。

さらに、

普段は無意識でやっていて
意識していないというのが、

質問を上手く使おうと思ったときに
壁になってくる。

ということもお伝えしました。

■今日は、

前号の最後のところから
続けます。

無意識でやっていることが

どうして上手く使おうとする
ときの壁になってくるかというと

無意識でやっているために

会話が上手くいったとしても
上手くいかなかったとしても

覚えていないからです。

■前号でお伝えした通り、

ある質問をしようとするときに

「相手のことについて
あなたが知っている情報」
によって

使える質問が限られてきます。

つまり、

相手の情報をより多く知っていれば
ある会話で使える質問は自然と絞られる

ことになります。

このところ、例で使用している
サッカーのことでいえば

「質問する相手のサッカーについての情報」を
あなたがどれくらい知っているかによって、

使える質問の数は減ることになります。
(つまり、コントロールしやすくなる)

■このように考えると

あなたが質問をするまでに
「質問する相手が持つサッカー
についての情報」を

多く得ることができていれば、
上手くいっている。

多く得ることができていなければ、
上手くいっていない

と考えることができます。
(少し強引になりますが・・・)

■ここで問題になるのは

上手くいっているパターンでも
上手くいっていないパターンでも

なんでサッカーの情報を多く得られて
いるのか

またはサッカーの情報を多く得られて
いないのかを

無意識でやっているために
説明できないことが多い
ということです。

■つまり、

上手くいっている人も
上手くいってない人も

無意識でやっているため、

上手くいっている人から
上手くいってない人に教えたりするのが

とても難しいのです。

恐らく、

会話(質問)が上手な人は

無意識でも、相手の情報を多く集めることが
上手くできている人
です。

そして、

会話(質問)が苦手な人は
何かしらの理由で、相手の情報を多く
集めることが上手くできていない人
なのです。

■なので、

この普段は、無意識で行われているが
ために人から人に教えづらいものを

なるべく意識してわかる状態にして、

質問(会話)を上手くなりたい人に
お伝えしようと

話す書く考え考える工房では
試みているのです。

私自身は、苦手だった会話も質問も
だいぶ上手くなってきましたが

人に伝えるのはまだまだですね。

明日以降も質問について続けます。

今日も読んでいただきありがとうございます!

この記事のポイント

■ある状況で質問をするときに
使う質問を絞ることは無意識でやっている。

■無意識でやっていることが、
質問(会話)を上達させようとするときの
壁になる。

■質問(会話)は、上手い人も苦手な人も
無意識でやっていることが多いため、
人に説明するのが難しいからである。

■無意識でやっていることを
意識してできるようになれば、
人に教えることもできるようになる。