【本編】オープン質問(開かれた質問)とは
■先週から
「話し方を変える」の「質問」の
具体的な話をしています。
今日は、オープン質問(開かれた質問)
の話をします。
オープン質問は、何回かにわたって
お伝えしている通り、
「サッカーのWカップでどの国が
優勝すると思いますか?」
「Wカップで日本はどんな成績を
残すと思いますか?」
のように、
「何が」「なぜ」「どのように」が
含まれる自由回答式な質問のことです。
■オープン質問は、
自由回答で一言で答えられないような
ことも回答してもらうことができるので
より多くの情報を収集できたり、
その人の本音に近い回答を得ること
ができます。
使うときの注意点としては、
聞き方によっては相手が答えづらく
なってしまうということです。
例えば、
「あなたにとっての問題はなんですか?」
という質問は、
ときと場合によりますが、
あまりに開かれすぎているために
聞かれた人も答えるのに困って
しまうことが多いような質問です。
■このオープン質問のデメリットを
少しでも減らすために
オープン質問を
「事実を尋ねる質問」と
「意見を尋ねる質問」に
分けて考えるといいと
言われています。
事実を聞く質問は
「この一カ月間で、あなたが
嫌だと思ったことは何ですか?」
や
「今朝何を食べました?」
のように実際にあった事実を聞きます。
事実について尋ねられたことは
基本的に答えやすくなります。
■意見を訪ねる質問は
「昨日の起こった問題について
どう思いますか?」
や
「朝食を食べない人について
どう思いますか?」
などのように相手の意見を尋ねます。
意見について尋ねられたことは
基本的には答えづらくなります。
■なので、
オープン質問を使うときには、
はじめは事実について尋ねる質問を
使って、
徐々に意見を尋ねる質問を使うと
よいと思います。
オープン質問(事実を尋ねる)
↓
オープン質問(意見を尋ねる)
の流れを覚えておいてください。
明日以降も続けます。
今日も読んでいただきありがとうございます!
この記事のポイント
■オープン質問(開かれた質問)は、
「何が」「なぜ」「どのように」
が含まれる自由回答式な質問のこと。
■オープン質問(開かれた質問)は、
相手が答え辛い場合がある。
■事実を尋ねる質問と
意見を尋ねる質問に
分けて考えるよい。
■事実を尋ねる質問は比較的答えやすい。
■意見を尋ねる質問は比較的答えづらい。
■以下の流れがよい。
オープン質問(事実を尋ねる)
↓
オープン質問(意見を尋ねる)