人生を変える

A52_「発想すること」と「判断すること」を同時にしない

「発想すること」と「判断すること」

■本日は、

書く習慣を身につける時の
ポイントの一つを説明します。

話す書く考える工房では、
書く習慣を身に着けるために
最初にやることとして、

赤羽雄二氏の以下の
フォーマット
で、

「自分がやりたいと思ってることは何か?」
を書くことを勧めています。

自分がやりたいと思ってることは何か? 2024-03-15
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
-宝くじで1億円当てたい
-世界一周旅行をしたい
-温泉旅行をしたい
・別府温泉
・草津温泉
・有馬温泉
-ピアノを習いたい
-資格を取りたい

■この時のポイントとしては、

「発想すること」と「判断する」ことを
同時にしないということ
です。

人は、

何かを書くときに
「発想すること」と「判断する」こと

同時にする癖がついています。

おそらく、

これは小さい頃からの
学校教育の影響かと思いますが、

どうしてそうなったかを
深追いすると収拾がつかなくなるので、

このnoteでは省略します。

■簡単に説明すると、

テストなどで、
正解だけを書くことが多いため、

自然とその癖がついてしまうのだと
考えられます。

この癖は社会人になった今でも
強烈に残っているため、

「自分がやりたいと思ってることは何か?」
と普通に聞かれて書くと、

「発想すること」と「判断する」こと
同時にしてしまう人がほとんどです。

例えば、

「世界一周旅行に行きたい」
  ↓
「あっ、お金がないから無理か」
  ↓
「会社も辞めないとなー」
  ↓
「無難なところで、ハワイに行くことにしよう」

のような感じです。

■このこと自体は、

悪いことでもなんでもないのですが、

話す書く考える工房で教える
書く習慣を身に着けるでは、

この癖を治すことに力を入れています。

主に2つの理由からですが、

1つ目は、

この癖が人の可能性をすごく小さなものに
してしまう
ということ。

先ほどの例でもわかる通り、

もし、

この方が世界一周旅行に行くことができる
潜在的な脳力があったとしても

実際に世界旅行に行ける可能性が
すごく低いものになってしまいます。

多くの人をコーチングしていると
すごくわかるのですが、

人が何かをでいない理由の半分くらいは、
今回説明している癖
が原因だったりします。

■2点目は、

考える力を伸ばすために、
「発散」→「収束」のプロセス

を身に着けていただくためです。

「発散」→「収束」のプロセス

という言葉をはじめて聞いた方には
わかりにくいかもしれませんが、

さきほどの例でもわかる通り、
人は無意識でも

「発散」→「収束」のプロセスを
何かを考えたり、書くときに使っています。

考える能力を伸ばすためには、
まず「発散」の能力を伸ばすことが
必要です。

しかし、前述の通り
意識しないで考えよう(書こう)とすると

「発散」を仕きる前に
「収束」をはじめてしまう

または、

「発散」と「収束」が
ほぼ同時になってしまうのです。

■このことを

意識して防げるようになって、

「発散する」ときは「発散」
「収束する」ときは「収束」

に分けて考えることがでいるようになれば

人の「考える力」は各段にあがります。

このことを身に着けてもらうために
「書く習慣を身に着ける」段階から

「発散」と「収束」のことを
意識していただきたいと思っています。

そして、まずは
普段意識していない人が多いであろう

徹底的に「発散」をする感覚に
意識を置いてみてください。

「書く習慣を身に着けること」で
人生は変えられますよ!!

この記事のポイント

■人生を変えるために、
「書く習慣を身につけること」が必要。

■書く習慣を身に着けるときに、
「発想すること」と「判断する」ことを
同時にしないように気をつける。

■「発想すること」と「判断すること」を
同時にすると、
その人の可能性が狭まってしまう。

■「発散」と「収束」のプロセスを
理解することで、
「考える力」を伸ばすことができる。