「発想すること」と「判断すること」
■本日は、
書く習慣を身につける時の
ポイントの一つを説明します。
話す書く考える工房では、
書く習慣を身に着けるために
最初にやることとして、
赤羽雄二氏の以下の
フォーマットで、
「自分がやりたいと思ってることは何か?」
を書くことを勧めています。
自分がやりたいと思ってることは何か? 2024-03-15
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-宝くじで1億円当てたい
-世界一周旅行をしたい
-温泉旅行をしたい
・別府温泉
・草津温泉
・有馬温泉
-ピアノを習いたい
-資格を取りたい
■この時のポイントとしては、
「発想すること」と「判断する」ことを
同時にしないということです。
人は、
何かを書くときに
「発想すること」と「判断する」ことを
同時にする癖がついています。
おそらく、
これは小さい頃からの
学校教育の影響かと思いますが、
どうしてそうなったかを
深追いすると収拾がつかなくなるので、
このnoteでは省略します。
■簡単に説明すると、
テストなどで、
正解だけを書くことが多いため、
自然とその癖がついてしまうのだと
考えられます。
この癖は社会人になった今でも
強烈に残っているため、
「自分がやりたいと思ってることは何か?」
と普通に聞かれて書くと、
「発想すること」と「判断する」ことを
同時にしてしまう人がほとんどです。
例えば、
「世界一周旅行に行きたい」
↓
「あっ、お金がないから無理か」
↓
「会社も辞めないとなー」
↓
「無難なところで、ハワイに行くことにしよう」
のような感じです。
■このこと自体は、
悪いことでもなんでもないのですが、
話す書く考える工房で教える
書く習慣を身に着けるでは、
この癖を治すことに力を入れています。
主に2つの理由からですが、
1つ目は、
この癖が人の可能性をすごく小さなものに
してしまうということ。
先ほどの例でもわかる通り、
もし、
この方が世界一周旅行に行くことができる
潜在的な脳力があったとしても
実際に世界旅行に行ける可能性が
すごく低いものになってしまいます。
多くの人をコーチングしていると
すごくわかるのですが、
人が何かをでいない理由の半分くらいは、
今回説明している癖が原因だったりします。
■2点目は、
考える力を伸ばすために、
「発散」→「収束」のプロセス
を身に着けていただくためです。
「発散」→「収束」のプロセス
という言葉をはじめて聞いた方には
わかりにくいかもしれませんが、
さきほどの例でもわかる通り、
人は無意識でも
「発散」→「収束」のプロセスを
何かを考えたり、書くときに使っています。
考える能力を伸ばすためには、
まず「発散」の能力を伸ばすことが
必要です。
しかし、前述の通り
意識しないで考えよう(書こう)とすると
「発散」を仕きる前に
「収束」をはじめてしまう
または、
「発散」と「収束」が
ほぼ同時になってしまうのです。
■このことを
意識して防げるようになって、
「発散する」ときは「発散」
「収束する」ときは「収束」
に分けて考えることがでいるようになれば
人の「考える力」は各段にあがります。
このことを身に着けてもらうために
「書く習慣を身に着ける」段階から
「発散」と「収束」のことを
意識していただきたいと思っています。
そして、まずは
普段意識していない人が多いであろう
徹底的に「発散」をする感覚に
意識を置いてみてください。
「書く習慣を身に着けること」で
人生は変えられますよ!!
この記事のポイント
■人生を変えるために、
「書く習慣を身につけること」が必要。
■書く習慣を身に着けるときに、
「発想すること」と「判断する」ことを
同時にしないように気をつける。
■「発想すること」と「判断すること」を
同時にすると、
その人の可能性が狭まってしまう。
■「発散」と「収束」のプロセスを
理解することで、
「考える力」を伸ばすことができる。