■前の記事で、
「書く習慣を身に着ける」ときの
ポイントを以下のように説明しました。
●書く習慣を身に着けるときに、
「発想すること」と「判断する」ことを
同時にしないように気をつける。
●「発想すること」と「判断すること」を
同時にすると、
その人の可能性が狭まってしまう。
●「発散」と「収束」のプロセスを
理解することで、
「考える力」を伸ばすことができる。
上記のことを少し言い換えると、
考えたことを
「自分で勝手に否定しない」
とも言えます。
■前の記事でも少し伝えた通り、
今までの日本の教育では、
テストなどで、
正解だけを書くことが多いため、
どうしても一つの正解を
求めてしまう傾向にあります。
そして、
「それ以外のものは間違っている」
と考えてしまいます。
さらに、
「間違えたことはしてはいけない」から
「間違えたことは考えないほうがいい」
という状態に進行して、
勝手に自分が考えたことを
否定してしまうようになるのです。
■このことは、
脳の中でほぼ無意識おこなわれているので
普段、このことを意識している人は
ほとんどいないと思いますし、
見えないことなので、
「やっている本人も自覚をしていない」
というところが問題です。
例えば、
会社のスキルアップ研修などで
「この会社のためにできることは何ですか?」
と聞かれたとします。
私が参加してきたセミナーに限っていえば、
この回答にそもそも答えられる人が
少ないですし、
複数の回答をする人はほとんど
いません。
ここで問題なのは、
「本当に思いついていない」
人が多いわけではなくて、
「自分が考えたことを
自分で勝手に否定している」
ために、回答しない人が多いということです。
もちろん、
中には本当に思いついていない人が
いるとは思います。
でもたいていの人は、
「この会社のためにできることはですか?」
と聞かれたときに
思いつくことはいくつかあるはずです。
でも、実際に回答する人は少ない。
ここには、
「質問されたことには
何か正解があるもの」
と思い込んでしまう特性
と同時に
「自分が考えたことを
自分で勝手に否定している」
という特性が働いています。
■私自身も
社会人になりたての頃は
この特性を強く持っていたのですが、
この特性がその人との可能性を
すごく小さくしてしまっています。
そして一人一人の可能性を小さくしている
=(イコール)
人類の可能性も小さくしているのです。
■恐らく、
このnoteを
読んで下さっている読者の皆様の
中には、
今から、人生を変えるなんて
「不可能だよー」と思われている方が
いるかもしれません。
でも、
「考えたことを
自分で勝手に否定している」
この特性を直すことができれば
ほぼ間違いなく、
人生を変えることができます。
実のところ、
ここが、
話す書く考える工房の
「人生を変える方法」のキモでも
でもあるのですが、
一回の記事で伝えるのは
難しいですね。
記事を読んでいただきありがとうございます。
この記事のポイント
■人生を変えるために、
「書く習慣を身につけること」が必要。
■書く習慣を身に着けるときの
ポイントは、
自分が考えたことを
「自分で勝手に否定しない」
ともいえる。
■自分が考えたことを
勝手に否定してしまうことによって、
その人の可能性がすごく狭まっている。
■このことは人類全体にとっても損害である。