人生を変える

A67_「人は自分の決定を後悔したくない」から決定できない

■話す書く考える工房では、

「基本的な考え方」と「具体的にやること」
がわかれば人は変われると考えています。

■「基本的な考え方」の中の一つに、
「人の特性を知る」というのが
あります。

2つ前の記事で

「人の特性を知る」ために
「心理学」を学ぶとよい。

「心理学」を学ぶことは、
他の人とコミュニケーションにも
使えますが、
「自分のために使える」というような
話をしました。

そして、前の記事で

を紹介しました。

人は同じ行動を繰り返すので、
「過去してきた事実を書くことで、
今の自分のことを知りましょう」

「書く習慣を一度身に着ければ
人生を変えることができます」

という内容です。

今回も前回に引き続き、
「人の特性」ついて説明します。

■人は自分の決定を後悔したくない

人は自分の決定を後悔したくないのです。

「自分の決定を正当化しようとする」
ともいいます。

このことを少し難めの言葉でいうと
「認知的不況和音の解消」

と言います。

■何か買い物をしたときに、

「この買い物は失敗だったかな?」
と思ったことはありませんか?

その直後に
「いや、今の私にはこれが必要だったんだ」

と思ったりしますよね。

この気持ちになるのは、
「自分は良い決定をしたと思いたい」
という心理がはたらくからです。

■この

「人は自分の決定を後悔したくない」
「自分は良い決定をしたと思いたい」

という特性は、

人生(自分)を変えようとするときにも
はたらいてしまいます。
(あえて、「はたらいてしまいます」と
表現します)

例えば、

「書く習慣を身に着けたい!」と
思ったとします。

しかし、実際に始めるまで
なかなか手をつけられないことが
結構あります。

どうしてこうなるかというと、

今までしていなかった
「書く習慣をはじめる」という決定によって、
他のことに何か影響が出てしまうことを
深層心理的に恐れてしまっているからです。

「書く習慣を身に着けること以外の
ことに時間を使ったほうがいいのではないか」

「もっと他に人生を変えるために
いい方法があるのではないか」

と無意識に考えてしまっているのです。

■逆にいうと、

自分の決定したことを正当化できれば、

「書く習慣を身に着ける」ということを
すんなり始めることができるのです。

「自分の決定したことを正当化」する方法は
2つあります。

1つ目は、

「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」

2つ目は、

「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」

です。

■決定したことに対して、
後悔する可能性が高くなるのは

「その決定をするために
知ってる情報が少ないとき」

です。

例えば、外で食事をするとして

今までに何度も行ったお店にいくこと
を決定することに対して後悔をする人は
少ないですよね。

後悔をしてしまう可能性あるのは、
初めていくお店ではないでしょうか。

お店に行ったことがないから、
そのお店の情報が少ない。

情報が少ない状態で決定すると、
人は後悔しやすくなるのです。

(つまり、決定をしにくくなる)

■2つ目についても、

同じ例で説明します。

はじめて行くお店にたいして、
他の人から情報を得ることができれば、

そのお店に対する情報が増えるので、
決定に対する後悔は減りますよね。

なので、後悔を減らすために

人は、インターネットでそのお店の口コミを
みたり、
前にそのお店に行ったことのある人から
直接話を聞こうとしたりするのです。

■この2つの方法

「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」

「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」

は、人生(自分)を変えるという
決定をするときにも当然使えます。

この2つがないと、

どんなに自分でやることが正しいと
感じていても

いざやり出すときに
「人は自分の決定を後悔したくない」

という心理がはたいてしまい、
自分を変えることに対する
決意や行動が遅れてしまうのです。

なので、

話す書く考える工房では、
「人生を変える方法」を伝えることによって、

「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」

「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」

のサポートをしています。

今日も読んでいただきありがとうございます。

この記事のポイント

■人生を変えるために、
「基本的な考え方を身に着けること」と、
「具体的にやること」が必要。

■「基本的な考え方を身に着けること」
として、
「人間の特性を知ること」がある。

■その一つに、
「人は自分の決定を後悔したくない」
というものがある。

■以下のことで後悔は減らせる。
「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」

「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」

■決定の後悔を減らすために
話す書く考える工房では
情報をお届けしている。