■話す書く考える工房では、
「基本的な考え方」と「具体的にやること」
がわかれば人は変われると考えています。
■「基本的な考え方」の中の一つに、
「人の特性を知る」というのが
あります。
2つ前の記事で
「人の特性を知る」ために
「心理学」を学ぶとよい。
「心理学」を学ぶことは、
他の人とコミュニケーションにも
使えますが、
「自分のために使える」というような
話をしました。
そして、前の記事で
を紹介しました。
人は同じ行動を繰り返すので、
「過去してきた事実を書くことで、
今の自分のことを知りましょう」
「書く習慣を一度身に着ければ
人生を変えることができます」
という内容です。
今回も前回に引き続き、
「人の特性」ついて説明します。
■人は自分の決定を後悔したくない
人は自分の決定を後悔したくないのです。
「自分の決定を正当化しようとする」
ともいいます。
このことを少し難めの言葉でいうと
「認知的不況和音の解消」
と言います。
■何か買い物をしたときに、
「この買い物は失敗だったかな?」
と思ったことはありませんか?
その直後に
「いや、今の私にはこれが必要だったんだ」
と思ったりしますよね。
この気持ちになるのは、
「自分は良い決定をしたと思いたい」
という心理がはたらくからです。
■この
「人は自分の決定を後悔したくない」
「自分は良い決定をしたと思いたい」
という特性は、
人生(自分)を変えようとするときにも
はたらいてしまいます。
(あえて、「はたらいてしまいます」と
表現します)
例えば、
「書く習慣を身に着けたい!」と
思ったとします。
しかし、実際に始めるまで
なかなか手をつけられないことが
結構あります。
どうしてこうなるかというと、
今までしていなかった
「書く習慣をはじめる」という決定によって、
他のことに何か影響が出てしまうことを
深層心理的に恐れてしまっているからです。
「書く習慣を身に着けること以外の
ことに時間を使ったほうがいいのではないか」
「もっと他に人生を変えるために
いい方法があるのではないか」
と無意識に考えてしまっているのです。
■逆にいうと、
自分の決定したことを正当化できれば、
「書く習慣を身に着ける」ということを
すんなり始めることができるのです。
「自分の決定したことを正当化」する方法は
2つあります。
1つ目は、
「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」
2つ目は、
「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」
です。
■決定したことに対して、
後悔する可能性が高くなるのは
「その決定をするために
知ってる情報が少ないとき」
です。
例えば、外で食事をするとして
今までに何度も行ったお店にいくこと
を決定することに対して後悔をする人は
少ないですよね。
後悔をしてしまう可能性あるのは、
初めていくお店ではないでしょうか。
お店に行ったことがないから、
そのお店の情報が少ない。
情報が少ない状態で決定すると、
人は後悔しやすくなるのです。
(つまり、決定をしにくくなる)
■2つ目についても、
同じ例で説明します。
はじめて行くお店にたいして、
他の人から情報を得ることができれば、
そのお店に対する情報が増えるので、
決定に対する後悔は減りますよね。
なので、後悔を減らすために
人は、インターネットでそのお店の口コミを
みたり、
前にそのお店に行ったことのある人から
直接話を聞こうとしたりするのです。
■この2つの方法
「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」
「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」
は、人生(自分)を変えるという
決定をするときにも当然使えます。
この2つがないと、
どんなに自分でやることが正しいと
感じていても
いざやり出すときに
「人は自分の決定を後悔したくない」
という心理がはたいてしまい、
自分を変えることに対する
決意や行動が遅れてしまうのです。
なので、
話す書く考える工房では、
「人生を変える方法」を伝えることによって、
「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」
「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」
のサポートをしています。
今日も読んでいただきありがとうございます。
この記事のポイント
■人生を変えるために、
「基本的な考え方を身に着けること」と、
「具体的にやること」が必要。
■「基本的な考え方を身に着けること」
として、
「人間の特性を知ること」がある。
■その一つに、
「人は自分の決定を後悔したくない」
というものがある。
■以下のことで後悔は減らせる。
「自分が決定しようとしていることを
できるだけ詳しく知ること」
「他の人にも決定が正しいと
言ってもらうこと」
■決定の後悔を減らすために
話す書く考える工房では
情報をお届けしている。