【本編】「事実」から書く理由
■前の記事で
紙に「事実」と「主観」を切り分けて
書くとよいということをお伝えしましたが、
特に「事実」を書くとよいと思います。
理由は2つあって、
①「事実」がない人はいないから
②「事実」がすべての素(基)になるから
です。
「事実」がない人はいない
■まずは一番目ですが、
どんな人でも今までにしてきたことが
あるはずなので、「事実」は必ずあります。
例えば、1分前に何をしてましたか?
⇒blogを書いていました。
1時間前に何をしていましたか?
⇒夕食を食べてました。
昼間は何をしていましたか?
⇒仕事をしていました。
起きてすぐ何をしましたか?
⇒トイレに行きました。
朝5時は何をしてましたか?
⇒寝てました。
■このように、
何かしらその人がしたこと=「事実」が
あるはずなので、
自分が今までにしてきたこと(=事実)
が書けないということはないはずなのです。
つまり、紙に何かを書こうとするときに
「事実」を書けば、
何も書けないということは
ないはずなのですが、
こういった前提を説明しないまま
20人ぐらいの方に
「なんでもいいから
紙に書いてみてください」
とお願いしたとしたら、
半分の10人ぐらいが、
「何を書いたらいいでしょうか?」
と戸惑ってしまい、
紙に何も書けないままに終わるのです。
(昔の私はまさにこの書けない人でした)
■これぐらい、
学生時代のテストや仕事で必要に
迫られた以外のことで
紙に書くという習慣を持っていない
人がほとんどだと思いますが、
さきほど説明した通り、
今までにしてきたことを「事実」として
書くということは、
やろうと思えば誰でもできること
のはずなのです。
ただし現段階では、
「事実」を書いていくことのメリット
をほとんどお伝えしていないので
「事実」を書くことに何の意味があるの?
と疑問が湧くかと思います。
「事実」がすべての素(基)になる
■ ここで、2番目の
「「事実」がすべての素(基)になるから」
が出てくるわけですが、
何の基になるかというと、
前の号でも説明した「主観」と
「アクション」の素になるのです。
「主観」は、「(個人の)感想」
「思ったこと」「意見」のことですが、
この3つは何かしらの「事実」を
基にして生まれ来るものですよね。
例えば、
「大谷選手がホームランを打った」
⇒事実
「ほぼ毎日活躍して嬉しい」
⇒感想
「このままいったら今年も
ホームラン王をとりそう」
⇒思ったこと
「(試合をみてない人に)
試合をみたほうがいい」
⇒意見
のように「主観」はある「事実」から
生まれることが多いのです。
■そして、
「大谷選手がホームランを打った」
⇒事実
「私も何かスポーツを始めよう」
⇒主観(思ったこと)
「テニススクールに申し込む」
⇒アクション
とか
「blogを1年投稿続けている
人がいる」⇒ 事実
「私も毎日blogを書こう」
⇒主観(思ったこと)
「毎日blogを投稿する」
⇒アクション
のように、
「事実」→「主観」→「アクション」と
つながりになることも多いのです。
■このように、
「事実」→「主観」 または、
「事実」→「主観」→「アクション」
のように「事実」は人が考えたり、
行動することの素になるのです。
そして、
「人生を変えるためには」
この「考えたり」「行動する」回数を
増やしていく必要があるわけですが、
この2つを増やすためには、
その材料となる「事実」をまずは
集める必要があるのです。
明日以降に続きます。
今日も読んでいただきありがとうございます。
この記事のまとめ
■紙に毎日「事実」と「主観」を
書くとよい。
■特に「事実」を書くとよい。
■「事実」がない人はいないから、
「事実」を書こうとすれば必ず書ける。
■「事実」は「主観」と「アクション」
の素になる。
■「主観」と「アクション」を増やして
人生を変えるために、その材料になる
「事実」を集めていく。